2015年度の活動

第30回サザンナイトセミナー 2016.3.24

30回サザンナイトセミナーは緑泉会 整形外科米盛中央駅クリニック 理学療法士 福島 遼太郎 先生をお招きして、『スポーツ障害の評価と理学療法』をテーマに講義・実技をして頂きました。

 

内容は『肩の解剖と投球障害の診方』で学生時代に学んだ知識から大きくアップデートされた気がします。

 

筋の起始と停止の関係や靭帯、関節包といった関節構成体のもつメカニズム・写真やイラストを用いて分かりやすく紹介して頂きました。

 

基礎的な情報に対し福島先生が用いる評価法を実技を通して紹介して頂きました。私の臨床では脳卒中を中心にアプローチすることが多く、肩関節の知識は非常に新鮮であったと同時に、肩関節に対する治療の一助になったと思います。

 

また、多くの南学園生にも参加して頂き、学内では学べないこともあったかと思います。今後も、卒前・卒後教育の一助になり、また同窓生の集まる場となれば幸いです。

 

福島 遼太郎 先生ありがとうございました。

 

PT16名、学生6名

 文責:吉永康将

第29回サザンナイトセミナー 2015.11.19

今回は講師に今給黎総合病院 理学療法士の松下卓矢先生と日高病院 理学療法士の橋口翔太先生のお2人に『骨格筋の形と触察法』をテーマに講義&実技をして頂きました。

 

膝関節周囲(大腿四頭筋・ハムストリングス)をメインにお話していただき、スライドと松下先生の脚を使っての簡単な説明・デモンストレーションがあった後にグループで触診し、講師の先生方、アシスタントの前畑翔太郎先生(日高病院 理学療法士)がグループを周りながら触診に関してのアドバイスを行う形で進んでいきました。

筋や付着部を言葉で覚えていただけではイメージが難しいですが、本などを参考に筋の走行をイメージしたり、実際に脚に描いてみたりするととても分かりやすくイメージしやすいなと改めて実感しました。

 

最後の方で、松下先生が膝関節に関して(膝蓋上嚢・大腿前脂肪体)臨床で工夫されていること、参考にされている文献の紹介があり、同じ整形外科に勤務している自分としては大変勉強になりました。

 

一度は学生時代学んできたことですが、改めて今回の勉強会を通じて解剖学・運動学の大切さを学ぶことができました。

講師の先生方、アシスタントの先生ありがとうございました。

 

<半膜様筋はぬぷぬぷと触れるところですという橋口先生の説明が印象的でした・・・笑>

文責 有薗

第28回 サザンナイトセミナー 2015.10.29

今回は講師にbridgingの代表である和田杏子先生をお迎えして開催しました。

和田杏子先生は全米公認アスレチックトレーナ、全米公認ストレングス&コンディショニングコーチ、日本コアコンディショニング認定ベーシックインストラクターの資格をお持ちで幅広くご活躍されています。

 

今回は「体幹トレーニング~正しく体幹を鍛える~」といった内容で実技を含めた勉強会をしていただきました。

講義では柔軟性の確保と体幹の安定性の必要性や、体幹とはについて。その後の実技では参加者が実際に自分の体で筋収縮や柔軟性の重要性を体感しました。

 

今回の勉強会でトレーニング内容はもちろんのことプログラムの順番が重要であること、動作において各筋の筋収縮の順番が重要であることを痛感しました。また、実技で大人数の参加者を指導しながらも各個人の動作分析を行い、個別のアドバイスをされる姿は圧巻でした。

トレーニングを評価し正しく実施する。皆さんの今後の課題になったのではないでしょうか

 

講師の和田杏子先生、参加されたみなさん今回は体中が筋肉痛になりながらも楽しい時間を過ごすことができました。

今後も共に切磋琢磨していければと思います。

 

ありがとうございました。  文責(飯野)

 

セラピスト28名、学生10名

第27回 サザンナイトセミナー 2015.6.11

今回の感想は臨床2年目山科がお伝えします。本日のサザンナイトセミナー(以下SNS)は今給黎総合病院理学療法士の勝山  先生SNSのスタッフでもあるクオラリハビリテーション病院あいら理学療法士 飯野 洋平 先生のお2人によります脊柱・体幹機能障害が身体全体に及ぼす影響 〜アセスメント・仮説・検証・実技~」をテーマに講義・実技をして頂きました。

 

まず初めに勝山  先生に講義を行っていただきました。自身の臨床推論、脊柱の基本的な構造と機能、そして脊柱のアライメントが崩れること彎曲運動が阻害されることで生じる様々な症状と理学所見等例を交えながらとても分かりやすく話していただきました。その中で私個人的に印象的だったことは、問診の大切さと1つの障害に囚われずに全体を見ることの重要性です。特に、患者様1人1人にはそれぞれストーリーがあり何気ない仕草や日常生活がヒントになるというところに気づかされました。

 

次に飯野 洋平 先生にデモンストレーションを行っていただきました。被験者を治療しながらのリアルタイムでの臨床実況。他のセラピストが治療しながら何を考え、何に対してアプローチしているのか、なかなか聞ける機会も少ないので私としてはとても新鮮で刺激的でした。自分とは経験年数も普段診ていらっしゃる対称疾患も異なるため、また違った視点からのアプローチであり、改めて臨床の楽しさ、難しさを感じることが出来ました。

 

そして、お2人とも講義の最後にご自身の臨床感についてお話していただきました。納得、共感することが多く、自分もいつかお二人の様な臨床感をもって患者様の治療に当たれたらと思いました。

あいにくの天候でしたが多くの方々にお集まりいただきました。

講師をしていただきました勝山  先生飯野 洋平先生有難うございました。

 

                                   文責(山科